(旧ブログ「ピンディデンピ」からの転載)
やっぱりあれですね。
目標とかを定めるのってすごく大事だと思うんですけど、それにとらわれ過ぎちゃうのってよくないですよね。昨日のブログがいい例。ブログ始めて、最初は単純に楽しいって感じで書いてたのが、そのうち、せっかく続けてるから毎日更新で1ヵ月は続けようと。そこを目指してブログを書いてきてて、いざその1ヵ月が来たら、達成感で脱力感。
良くないねー。その1ヵ月が経ったときに、じゃあ次は3か月目指して頑張ろうって思えばいいのに、やった感で満足しちゃって力が抜けちゃった。
それなのに、なんとなく昨日は勢いで書き始めたはいいけど、なんか頭が回らなくて、でもアップしちゃえば毎日更新継続中になるしなぁって感じで、昨日はあんな感じ。
って感じで、昨日のよくわからないブログの言い訳を済ませて、今日は何書こ。
このパターン昨日と似てるなぁ。笑
そうそう、さっきナイフのメンテというか使いやすいように加工してたんですよね。
フランスの”オピネル”っていうナイフ。
フランス製っていうとなんか高そうなイメージだけど、このオピネルは安いナイフです。お店にもよるけど、だいたい¥2,000前後。シンプルな木のハンドルのナイフです。
で、このオピネルには、ブレード(刃)の材質で2種類に分かれてて、一つはステンレス鋼でもう一つは炭素鋼。
それぞれに長所短所があって、ステンレス鋼の方は、切れ味はそこそこなんだけど錆びずにメンテナンスが楽ちん。
一方の炭素鋼モデルは、切れ味バツグンなんだけど、錆びるからしっかりお手入れが必要。
この二択でどっち選びます?
きっとほとんどの男子は後者の炭素鋼モデルだと思います。もちろん僕も炭素鋼モデル。だって、ナイフなんて趣味の道具なんだから手がかかる方が楽しいに決まってますもん。
で、この炭素鋼モデル。最初に錆びるって書いたんですけど、そのまま使ってたらの話。錆びさせないように使える方法もあるんです。
それが黒錆加工。普通刃が錆びるのって赤錆なんですよね。で、その赤錆がでないようにあらかじめブレード全体に黒錆を付けてしまってそれ以上錆びないようにガードするっていうもの。
なんで、赤錆がだめで黒錆はいいかはよくわかんないんだけど、そういう事らしいです笑
で、この黒錆加工、やり方はかなり簡単で、濃く煮出した紅茶に酢かレモン汁を加えた液に1時間ほど漬け込むだけ。それで、ブレード全体が黒く染まって赤錆が浮かないようになります。
実際にやってみると、ホントキレイに染まります。
もう、赤錆がどうこうっていうより見た目がかっこいい!普通のシルバーな感じもかっこいいけど、黒いのかなりかっこいいです。その見た目だけでやってよかったって感じ。
で、次は柄の部分。オピネルのグリップは木でできているから水などを吸ってしまうと膨張してブレードの出し入れが固くなってしまうから、オイルに漬けて水を吸わないようにするそうです。
なので、僕もその通りオイル漬けをしたんですけど、普通は、えごま油を使うみたいなんだけど持ってなかったので、マッサージ用のキャリアオイルで代用。笑
で、それを乾かして、一通りの加工終了。
っていうのを年明けタイに行く前にやってたんですね。
で、結果、黒錆加工はやっぱり有効なようで赤錆は浮いてないです。ただ、グリップの方。オイルをたっぷり吸ってしまったようで、かなりブレードの出し入れが固い。。
固くならないように加工したのに、逆に固くしてしまったという。。
ってことで、今日、そのグリップの固いのを直そうと加工してました。
やることはシンプルで、ブレードの付け根についてるリングを外して、ブレードを止めてるピンを外して、ブレード外して、きつくなっている木の部分を削るって感じ。
いざ、作業するとリングはあっさり外れたけど、かしめピンが外れない。。
調べた結果、かしめてないほうから釘とかで叩けば反対側から抜けるらしいんだけど、どんだけ叩いても抜けない。。
なので、もう少しネットで調べると、どうも、ナイフの作られた年代によってはピンがテーパーになってて、かしめの部分を削ってそちらから叩かなければ抜けないと。
あんまり、ピンとか削りたくなかったけど、もう後には引けない感じなので思い切って削ってそちらから叩いたら、あっさり抜けてきた笑
そういう年代のピンなのね。
で、無事にブレードも外せたので気の部分を削って、削ったとこから水を吸わないように、やっぱりマッサージ用のアーモンドオイルを塗りつけて、逆手順で組み立てて作業完了。
うん、軽く開閉できる!
…軽く…。
ちょっと削りすぎた感はあるけど、まー楽しかったから良しとしよう笑
道具いじりって楽しいね。