ナショナルジオグラフィック6月号を読んで

こんにちは、なるです。

動物って可愛いですよね。ホントは自分でも飼いたいと思うんですけど、そもそもの話で今の家がペット禁止なので無理なんですよね。。

なので、僕はネットで動画を見たりして癒やされています。そういう人、世の中に多いと思います。

でもやっぱり、直接ふれあいたいですよね。だから、この本に書かれている世界が作られてしまうんだろうな。。

ナショナルジオグラフィック6月号概要

最初に断っておきますが、この本に書いてあることだけが真実とは思わないですし、そうじゃない世界もあると思います。ただ、ここに書かれている世界が現実として実在しているのは真実なんですよね。

詳しくはナショジオのサイトで概要がみれますけど、自分から知ろうとしないと、真実って分かりづらいですよね。

「SNS映え」が動物たちを追い詰める|ナショナルジオグラフィック

自分の欲求を満たすために動物が辛い目にあっているという内容になっています。

トラとの自撮り

例えば、このサイトや本にも書いてありますけど、タイにはトラと一緒に写真が撮れる施設があったりします。

Apple iPhone 7 (3.99mm, f/1.8, 1/15 sec, ISO80)

僕は仕事柄、タイに関係する知人が多いですが、FBなどでもトラとの自撮りを上げている人がいます。

そこに写っているトラは、のんびりリラックスして横たわっているんですよね。本当ならトラが本気を出したら人間なんてひとたまりもないのに、トラはのんびり横たわって一緒に写真を撮らせてくれる。

これって、あまり考えなければ、「このトラおとなしくていい子だなぁ。かわいいなぁ」で終わる話だと思います。

でも、そんなほのぼのした話でもないんですよね。

ナショジオに書かれていた真実は、

  • トラが立てないように短い鎖で繋がれている
  • 人間を襲えないように「かぎ爪」を抜かれている
  • 施設によっては薬で動けないようにしているところもある
  • 赤ちゃんの頃に母親から引き離して人に慣れさせられる

きついですよね。もし自分がトラの立場だったら。

草原や密林でひっそり自由に暮らしているのが本来のトラの姿なんだと思います。でも、狭いケージやオリに入れられて、施設の開園時間には自分の希望関係なしに人間の相手をさせられる。自分の意志で自由過ごせる環境は限りなくゼロです。

無理ですよね。もし自分たちがその立場になったら。

人間は生き物を支配できる

もちろん、そういった施設で働いている人たちの中には、ちゃんと可愛がって世話をしている人も多いと思うので、全てが悪とは言わないです。

でも、人間ってそんなに偉いのか。

他の動物たちより少しだけ知能があるからって、世の中の生き物たちを支配して自分たちのやりたいように命を扱うのって当然の権利なのかって少し考えさせられました。

日本での動物との関わり

これは本の内容ではないですけど、こういうのって海外に限った話ではなく、身近なところではペットと人との関わりもありますよね。

僕の浅い知識であれこれ言うのも何なので、僕が見て考えさせられた動画をシェアしたいと思います。


本編のあとに補足で詳しく説明もされていますので、ぜひ最後まで見ていただきたいです。

というより、本編後の補足の説明をちゃんと見てもらいたいです。

ペットショップで動物を買う日本

ペットが飼いたくなったらペットショップへ行って買う。ごく普通の光景だと思います。ただ、数多くの子犬や子猫が安い金額で、いつもお店にいる現状を「なんでだろ?」って考えると少し怖くなります。

もちろん、ちゃんとしたブリーダーの方も数多くいると思うし、大半はそうだと思いたいです。

でも先程の動画のような悪質業者がいるもの現実です。それを知らずに安易にペットショップで買ってしまうのは無意識とは言え、虐待に加担してしまう可能性があるということなんですよね。

こういう悪質ブリーダーが処理しきれなくなって潰れた施設から保護される子たちも数多くいるようですし、一般の家庭で飼えなくなって手放してしまい保護される子たちもいるようです。

ペットショップで買うのが絶対ダメとは言わないですけど、保護犬・保護猫などを一度調べて、そういった子たちを家族として迎え入れるという選択肢もあるということを知っていてもらいたいです。

動物愛護の進んだヨーロッパなどの国々では、日本のようにペットショップで買うということはないんです。というより日本のようなペットショップは存在しないと思います。

  • ちゃんと登録されたブリーダーから迎える
  • 保護された子たちをシェルター(保護施設)から迎える
  • 知人から迎える

日本もそうあるべきだと思います。日本は良くも悪くも世界の流れと違う独特な国ですよね。

ナショナルジオグラフィック6月号を読んでの感想

こういった本を読んで「動物かわいそう」「人間ひどい」って思うことは、ただ何も考えずに本の内容を鵜呑みにしてるだけなのかな。単純に、この本を作った人たちに踊らされているだけで、本当に動物たちのことを思っての思考ではないのかなと思ったりもします。

動物園とか水族館とか、正直僕も好きだし行ったりします。普段、テレビや本の中でしか見ることのできない動物たちを間近で見ることができるのは感動するし、単純に楽しかったりもします。ショーをみて面白いって思うし、頑張ってるなぁ、偉いなぁって思ったりします。

でも、そこにいる生き物たちの気持ちになったときに、落ち込んだりもします。本当だったら大自然の中で自由に動き回れるのになぁって切なくなったりもします。でもだからって何かをするわけではなくて、ただそう思うだけなんですよね。

自分に何ができるかなんて、よくわからないです。

でもせめて自分のまわりの人たちや動物たちの命や生きる意味をしっかり尊重していきたいです。SNSで自慢するためだけに施設を訪れて、「この子達は言うほど不幸せじゃない。だってこんなにいい子で嫌がらずに撫でさせてくれるんだから」。そんなふうに、自分の価値観を押し付けることが、誰かの生きる意味を奪うこともあるかもしれないと思うから。

辛い思いをしている動物や人たちが、幸せや楽しさを感じられる世の中になるといいですよね。

完全にキレイ事を言っているのはわかってるけど、深く相手のことを考えるというか、相手の気持になって寄り添うことってすごく大事だと思います。もちろん自分のフィルターを通してではなくて、その人や動物たちの本当の気持ちに対して。

僕なんかが偉そうなことを言える立場じゃないですけど、このナショジオは立ち読みでもいいから多くの人に読んでもらいたいです。

こういった現実を知ることで、この先の未来が少しでも良い方向に変わっていくこともあると思うので。

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